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ひとりも悪くはないもんだ。

この世に溶け込みたいと願いながらもひとり上手を極みつつあるブログ

カッコイイ怒りとみっともない怒り

怒りをマネジメントできると、ひとりの暮らしも少しは穏やかでいられるかもしれない。

 
ということで今回は、怒りの良し悪しついて考えていきたいと思う。
 
 
ところで、怒りが日常のどんな場面で起きているのか、想像してみてほしい。
自分はというと実のところ…怒りっぱなしなのである。
 
近くのコンビニへ買い物に行くシチュエーションだけでも無数に怒りは湧いてくる。
 

 


最寄りのコンビニがセブンイレブンじゃなくてサンクスなことに対する怒り、肉まんが欲しかったのにまだ入れたばかりでと言われたことに対する怒り、レジに並ぼうとしてちょうどタイミングが一緒になりかけた人に「先にどうぞ」といらぬ見栄を張ってしまったことに対する怒り、譲った相手が公共料金の支払いで思った以上に時間がかかりそうで先ほどのミスチョイスがさらに浮き彫りになったことに対する怒り、このままでは悔しいから大の用でも足して店をあとにしてやろうと入ったトイレのトイレットペーパーがダブルじゃなくてシングルだったことに対する怒りetc.
 
挙げるとキリがない。
しかしこれは、みっともない方の怒り。
こんな自分に対して怒りを覚えるほどである。
 
一方でカッコイイ怒りってのも存在する。
それは、怒るべき時にきちんと怒れる時の怒りだ。
 
例えば、タバコを吸っている少年を街中で見かけた時、「おいそこのお前、タバコなんて吸ったらダメだろうがコラ」と言える怒りである。
 
カッコイイ怒りというものは時には怒りの矛先であるその人ですらその怒りに対して感謝するかもしれないほどなのである。
それこそが目指すべき怒り像であり、コンビニでの怒りは慎むべきものだった。
 
ただここで厄介なことがある。
カッコイイ怒りには少しばかりの勇気と適応性が必要だということ。
つまり、誰でもカッコイイ方の怒りが振る舞える、というわけでないのである。
 
いや、ちょっとしたコツさえ掴めばカッコイイ怒りを扱えるようになるかもしれないが…今の自分にはその知識がない。
だからせめて、みっともない怒りを鎮めるための対処法を考えていきたいと思う。
 
無駄な怒りを鎮める方法、それは…「言葉を増やす」である。
 
一瞬えっ?となるところだが、これは昨今話題でもあるアンガーマネジメントの分野で活動する安藤俊介氏が提唱するのだから間違いない。
その安藤氏によれば、言葉が豊富だと怒りのコントロールがしやすくなるという。
 
今時の若者がキレやすいと言われる所以は、言葉のボキャブラリーが極端に少なくなっているからなのだとか。いわゆるボキャ貧である。
怒りに対して「ウザイ」「ヤバイ」「死ね」「キレそう」の少ない表現しか持ち合わせていないことで怒りがうまく表現できず、余計イライラして、そして、キレる。
 
時にはボキャ貧のため思考すら停止してしまい、物に八つ当たりしてしまう身体的怒りも引き起こしやすくなる、というのだ。
 
自分を改めて観察してみると、確かに近頃、言葉を省略することでボキャ貧を加速させてしまっているような場面がいくつかある。
 
特にLINEでのやりとり。
スタンプだけで会話を成り立たせてしまうほどだ。
 
これではコンビニのトイレットペーパーがダブルじゃなくてシングルだったことに対して、それこそクソを拭くだけに「クソが」という表現しか出てこないことも納得できる。
 
つまり、そんなみっともない怒りを抑えるためには「クソが」を別の言葉に置き換えればいい、ということなのである。
コンビニのトイレのシーンで少し考えてみた。
 
「私は今、非常に感情的になっている。あまりの怒りで頭に血がのぼり、手が小刻みに震えるほどだ。そのおかげで、シングルではあまりに無防備であり、時と場合によっては手にクソがついてしまうほどなのだ。だから頼む。どうか、トイレットペーパーくらいはシングルじゃなくてダブルを、、用意していただきたい」
 
こんなところなのだろうか。
ちなみにこの考察は筆者オリジナルのものだ。
安藤氏は具体的な怒りの表現にまでは触れていなかったので、これが正解なのかどうかは不明である。
 
ただ、人の怒りというものは6秒経てばピークを過ぎ、だんだん冷静になるのだという。
つまり、怒りをいろんな言葉に置き換えてこねくり回している間に6秒が過ぎて、冷静になれるのではないか。
というかむしろ安藤氏はそのことを伝えたかったのではないか、と、これを書いていて思った。(多分違う)
 
だからここでの結論としては、怒り心頭してしまったら、とりあえず6秒間、「ウザイ」の感情を別の言葉にこねくり回しながら時が過ぎるのを待て。である。
 
みっともない怒りは、6秒言葉で考えて、待て。
 
 
怒りをコントロールできるようになれば、きっと、ひとりも悪くはないもんだ。